「オオタニ・サ~ン」が所属するメジャーリーグ球団「ロサンゼルス ・エンゼルス・ オブ ・アナハイム」が、
球団売却を検討中というニュースが飛び込んできました!
日本では、プロスポーツの身売りは中々珍しい話ですが、欧米ではビジネスとして良くある話。
若い頃から野球好きで、将来の夢が球団オーナーだったというモレノオーナー。
見事に「アメリカンドリーム」を成し遂げた人物!
その夢の球団をなぜ手放すのでしょうか?
どんな人生を歩みどんな人なのでしょうか?
看板広告事業からの立身出世
メキシコ系4世として生まれた彼は高校卒業後、看板広告業で財を成します(^O^)/
1999年に経営していた会社を、87億ドル(日本円で約1兆円)で売却。
14億ドル(日本円で約1900億円)を手に入れます。

Oh~!ビックディール
会社を興す前務めていた広告会社では、10年足らずの間に、
会社の利益を50万ドルから900万ドルにしたという超凄腕の営業マンでした。

お金を増やす方法は現実的
株や不動産にも積極投資する姿勢がみえます。
投資スタイルはオーソドックスな基本に忠実なスタイルを好みます。
アルファベット(グーグルの親会社)、アマゾン、JPモルガンなど
誰もが知る大手企業の株式を好んで購入しています。
モレノは、自身の投資スタイルを保守的だとし、
株式投資に3億ドルをつぎ込んでいるのに対し、
現金や現金同等物として約7億8000万ドルを保有しているといいます。
モレノは、銘柄選定においては奇をてらわず、常識的なアプローチを取っているという。「グーグルを使わない日はないし、玄関にはアマゾンで注文した商品が毎日のように届く」と彼は言う。
引用元・https://forbesjapan.com/articles/detail/49218/1/1/1
モレノは、不動産投資も積極的に行っている。彼は、全米で最も成長している都市であるフェニックスや南カリフォルニアで、約5億ドル相当の未開発地やショッピングセンター、アパートメントビルなどを所有している。彼によると、不動産に対する投資家の需要は急激に高まっているという。
引用元・https://forbesjapan.com/articles/detail/49218/1/1/1

意外と堅実だな~。庶民も参考になるぞ~!

エンゼルス球団も20年弱で、投資額が11倍になってるよ!
球団経営

野球好き少年がいつかは、球団オーナーになりたいと夢をみて、
メキシコ系米国人の大リーグ史上初のマイノリティー(少数派)オーナーとなりました。
買収後はファンに寄り添った改革を行います。
- 入場チッケトの値下げ
- 球場内のビール代の値下げ
オーナー室にこもって試合観戦するのではなく、スタジアムを歩き回り、
気軽にファンのサインに応じるなどフレンドリーな一面を見せました。
2005年に球団名を変更しアナハイム市と裁判沙汰になった時も、球団の市場拡大を期待
してのことでした。

商魂たくましいな~
何故球団売却?
最大の要因となったと推測出来るのが、本拠地エンゼル・スタジアムの買収失敗だ。2019年にエンゼルスは2050年までアナハイム市にとどまり、同時にスタジアムと駐車場になっている周辺の土地を市から3億2000万ドルで購入し、店舗や住宅などの再開発することで合意していた。
引用元・https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/column/watanabe/news/202208250000354.html
が、これが不当販売だと地元自治体などから反対されたうえ、当時の市長がチーム側に機密情報を漏らしたとして警察当局の捜査を受けて辞任するスキャンダルに発展。買収についても頓挫したのである。エンゼル・スタジアムは1966年オープンと老朽化が進んでおり、周辺地区も含め再開発のめどが立たないのではチームを保有していく意志が薄れたのも仕方ないかもしれない。

スタジアム中心に更なる市場価値向上が狙いだったんだね!
世界のスポーツビジネスの流れだね。
2022年現在御年76歳のオーナー。最大の計画が頓挫し、
球団価値も当初の11倍となり今が売り時と判断したのかもしれません。
まとめ
スポーツが以前にもまして、ビックビジネス となり大金が舞う世界となりました。
欧州各国で、名物オーナーと言われチームの顔としてメディアに露出していた時代も
今は昔。
チームを組んで資金捻出しなければ強豪チームを買えない時代になりました。
モレノオーナーも古き良き時代のスポーツを本気で愛し経営して来た最後の世代かもしれません。