今年の日本の夏も、とにかく「暑い」。いやもうこっちの【熱い】がしっくりくる感じです。
「環境破壊」「地球温暖化」など、様々な問題があると思いますが、大きな問題すぎて
ぼんやりとしてしまいます。( ̄▽ ̄)
このどうにもなりそうにない暑さ対策に有効な手段として【フラクタル日よけ】
に大きな効果が期待できそうです!
「えっ!何それ?」と言葉は聞きなれない方も多いでしょうが、身近に目にしたことがあるかもしれないこの商品を紹介します。(^O^)/
【フラクタル日よけ】の特徴


ワァ~~!見た目的にも涼しさを感じるわね~

でも、日差しが入ってきて暑そーね~
発明された京大酒井教授によりますと、
何でも「自然の知恵を借用した全く新しい形の日よけ」とのことです。
普通、日よけというと、日差しを完全に遮断した方が効果がありそうですよね。
このスキマだらけのスカスカ構造 森の木陰 からの着想です。
風の通り道があることが肝みたいです。


なるほどね。気持ちも癒される感じ💖
酒井教授は、こうも言っています。
フラクタル日よけは自然の樹木と同じで雨風を完全に防ぐことはできませんし、クーラーのように積極的に冷やすこともできません。あくまで自然体です。自然は完璧を目指しません。暑い日も寒い日もありますが、フラクタル日除けは極端な暑さ寒さを和らげてくれます。極端な変化を防いでくれれば、自然の変化を楽しむ余裕も生まれます。そんな心の余裕を持って自然を眺めてみませんか?
http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~fractal/
森の中を散策すると、風が通り抜けるとき、温度計の表示よりも涼しくかんじませんか?
【フラクタル日よけ】どこで買える?

個人で購入できるのかしらネ~?

やっぱり、木陰っぽさがいい感じ

色々なシュチエーションで活躍しそうです!

だけど、雨にぬれそ~ね~
ココが一番のポイント!
雨よけ構造の物は、建築法上屋上設置が不可となります。
雨が通り抜けるために、「屋根」扱いとならず、屋上に設置可能となります!
【フラクタル日よけ】使い方色々
現在のところ、建築物としての利用が主となっています。

(株)LOSFEE(ロスフィー)
※フラクタルひよけは京都大学が出願した特許のライセンスを受けて開発いたしました。
コチラの会社が商品化に成功し建築資材として、販売しています。
2022年7月31日放送の「がっちりマンデー」で「儲かる模様」特集で
取り上げられていました!
社長が言うには今後、1000億えん市場が期待できるとのことです。
先ほどの「屋上設置で広がりそう~」理論からです!
猛暑が毎年恒例となり、さらなる悪化の可能性大の現状。これ以上もあるかもです。
フラクタル日よけ【こもれび】のメリット
- 2009年度「グッドデザイン賞・金賞」を受賞した、優れたデザイン。目隠しとして、
プライバシーを保護 - 従来の日よけに比べ、マイナス15%以上の冷却効果を発揮。
- 軽量で、強風に耐え支柱のサイズを大幅ダウン。部材のコストを大幅値下げ可能。
- 圧倒的な省エネ性能により、窓から入ってくる熱量のうち50%をカット
- f/1(えふ ぶんの いち)ゆらぎ効果を与え癒し効果を発揮


森林浴で感じる「こもれび」を人工物で表現してるんだ~

ゆらゆらと揺れる光、癒されるよね~
やはり疑似体験にしても「人は自然を感じとることで、大きな安らぎが得られる」
ということですね。(≧◇≦)
【フラクタル】とは何か?
フランスの数学者、ベノア・マンデルブローが1970年代に論文で発表した、
自然秩序に対してのまだ比較的に新しい考え方です。
自己相似性=「図形の全体をいくつかの部分に分解していった時に全体と同じ形が再現されていく構造」のこと。

な、なんだってー?
こんなものです。整然としてて美しい~。

シェルピンスキーの三角形
- 正三角形を用意する。
- 正三角形の各辺の中点を互いに結んでできた中央の正三角形を切り取る。
- 残った正三角形に対して、(2)の手順を無限に繰り返す。
具体的に、例えば4段階までの過程を示すと、以下の通りとなる。

これを繰り返していくと、さらに以下のような図形になっていく。

コッホ曲線
雪の結晶もフラクタル図形で説明できます。

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=68116?site=nli
自然界はフラクタルであふれてる
ロマネスコ

ロマネスコは明確なフラクタル図形をした野菜として有名です。
シダの葉っぱ
細長い小さな葉が、たくさん集まって、ひとつの大きな葉を構成。さらに
これらの葉が集合してより大きな葉となります。まさにフラクタルです。

さらには、木の枝、海岸線、山の地形、雲の形、大河、乱流、人体の中などなど
様々です!
こちらを参考にさせていただきました。さらに詳しく知りたい方はこちら
↓ ↓ ↓

【フラクタル日よけ】発明 京都大学 酒井敏教授
2000年代のはじめ、教授はヒートアイランド現象を研究していました。
その結果都市部が郊外より暑く感じられる理由として、それは気温ではなく地表面温度
であることを突き止めました。
地表から照り返す輻射熱(ふくしゃねつ)が、都市部を暑くさせていたのです。
都市部は、アスファルトやコンクリートで覆われているのに対して、
郊外部は樹木の葉っぱで覆われています。
ここで教授らは、「地表を覆う物体一つひとつの大きさが決め手なのでは・・!」
と推論しました。
直射日光下にさらされた車のボンネットの上、左右に置かれたミニカーの温度は、
ボンネットが触れないくらい熱くなるのに対して熱くならない。
という伝熱工学の教科書に書かれてある事実に着目しました。
ミニカーの大きさは、ほぼ樹木の葉と変わらない大きさ。対して、都会の屋外にある
人工物は、大抵車より大きい。仮説に自信が持てた瞬間でした。
では、これをどうやって解決するのか?
そこでヒントを与えてくれたのが、数学のフラクタル図形の一つシェルピンスキーの四面体でした。


森の中を風が、軽やかに吹き抜けていく様。これを人工物で表現できるのではないか!
そう考えました。
皆にとっては、「一体何の役に立つの?」と思うような数学者の研究。
一見接点のない者同士のコラボが、地球温暖化を救うような真新しい発想を生みました。
教授は言います。『一見役に立たない研究を進めるのも大学の仕事です』と。
いりびたっていた研究室の教授の「アホなことせえ」という言葉は、今に至るも教授のモットーだ。「アホは良くも悪くも京大の伝統なんです。研究とは人が気づかなかったことを明らかにする仕事。人が気づかないのは往々にしてそれが非常識だからで、常識にとらわれていては見えてこない。頭の中にある正常な思考装置をいったん停止させてみろということです」
シェルピンスキーの四面体も京都大学らしい「アホなこと」だった。
https://www.shimadzu.co.jp/boomerang/42/02.html
教授は言います。近年、社会のルールがどんどん厳しくなり、高度な計画性と
結果の厳密な評価が求められるようになった。
しかし、基本的に自然界はカオスであることを忘れてはいけない。
我々人間が他の生物から学ぶことは、数多くある。しかし、最も重視すべきことは、
行き当たりばったりに生きてゆく、その生き方そのものではないだろうか?
まとめ
フラクタル日よけ の魅力をご紹介!只者ではない商品です!もしかしたら世界を変えてしまう発明かもですね!
自然の生物から、新しい発想を得た商品はこれまでも沢山あります。まだまだ自然から
多くの学びは得られそうです。